Raspberry Pi と FreePBX と brastel(My 050) で VoIP 環境を構築する①
どうも,筆者です.
今回は,Rasbperry Pi と FreePBX と brastel(My 050) を用いて,VoIP 環境を構築していこうと思う. LINE 等が普及して,今更感はあるが,気にせず進める.
参考サイト
環境構築にあたり,以下の 2 つのサイトを参考にした.今回は,こちらをベースに進める.
環境構築
概要を述べるに留め,具体的な作業手順は省略する.
イメージの取得と書き込み
参照サイトにもあるように,下記のリンクからイメージファイルをダウンロードし,SD カードに書き込む.
2021/9/5 時点の最新版は,以下のようになっている.ここで,Asterisk や FreePBX という用語が出てくるが,これは以降の対応関係を示すときに説明する.
- Asterisk 16.13.0
- FreePBX 15.0.16.75
raspbx-upgrade の失敗
先に断っておくと,今記載の内容は,筆者の記憶をもとに記載している.一部間違っている箇所があるかもしれないので,出力内容を確認した上で実行して欲しい.
raspbx-upgrade
コマンドを実行しても,以下のようなメッセージが表示され,途中で失敗する.
署名照合中にエラーが発生しました。リポジトリは更新されず、過去のインデックスファイルが使われます。GPG エラー: https://packages.sury.org/php buster InRelease: 以下の署名が無効です
このエラーに関しては,以下のサイトが参考になった.
参考先のサイトに記載があるように,apt-key list
コマンドで GPG 署名状態を確認する.期限切れの署名があるため,署名を削除後,最新のものに更新する.
# GPG 署名状態を確認 apt-key list # 該当する署名を削除 rm /etc/apt/trusted.gpg.d/php.gpg # DEB.SURY.ORG の key を削除 apt-key del [表示された key の値] # DEB.SURY.ORG の GPG ファイルをダウンロード wget -O /etc/apt/trusted.gpg.d/php.gpg https://packages.sury.org/php/apt.gpg
他にもエラーが残っていたかもしれないが,これで,raspbx-upgrade
コマンドが実行できた(と記憶している).
対応関係
次回,FreePBX を用いて Asterisk の設定を行っていく.その際に,筆者が理解している範囲で,対応関係を示す.
それぞれの位置づけとしては,以下のようになると認識している.
-
- IP-PBX(IP 型の電話交換機)の実体.このプログラム群が PBX の役割をする.
- 大量の設定ファイルが存在し,内容も複雑.
FreePBX
今回も FreePBX に頼るため,基本的に FreePBX の使い方を覚える方針となる.具体的な設定内容は次回以降で説明する.